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日本SFの世界に、つい最近足を踏み入れたばかりの初心者にもうれしい、旬な書き手の皆さんの短・中編が集められたアンソロジー。初読の方も多く、思わぬ収穫もたくさん。

それぞれに作風も文体も異なるので、どれが面白かったと問われれば「全て」と答えるしかないのだけれど、中でもインパクトが強かったのは、酉島伝法氏の「奏で手のヌフレツン」。否応なく異世界に放り込まれ、呑み込まれる感覚は強烈で、ちょっと危険なほどです。これは、長編でどっぷり浸ってみたいものです。

そして、円城塔氏の「φ」。一文字分ずつ収縮する宇宙の観測結果が綴られるのですが、いつもながらの論理と思考の企みを楽しんでいる内に、はたと叙述事態の仕掛けに気づいて、ちょっとぞくりと来ました。空集合へと収縮していくラスト数ページは、綴られる言葉も、「見た目」(どういうこと? と興味を持たれた方は実際に目にして確かめていただきたく)も、思いがけないほど哀切です。
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2016.03.15 Tue l SF(日本) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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