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何でもないはずの日常の中から、ほとんど奇跡のように思えるエピソードを拾い上げるために必要なのは、目や耳やその他諸々の感度の良さ。感度の高い目や耳で捉える世界は、はっとするほどの発見に満ちているのだろうけれど、逆に言えば、マイナスのものにも敏感に反応してしまう、ということ。鋭敏な感性を持って生きるということは、正負両方の刺激に晒され続けるということでもあるのでしょう。

廻船問屋と灰を運ぶ船のエピソードには、ちょっとぞくりとするほどの小さな衝撃がありました。ちょうど、「測量野帳」という存在を知って何となく心に留めていた矢先に、「野帳」を巡る一篇にこの本の中で出会う、という偶然も。実は、堀江さんの作品を読んでいると、こうした些細な共鳴が割と良く起こるのです。不思議なことに。
端正な文章と、確かな物差しを持ったまなざしに導かれて、ころころとどこに行き着くわけでもない思考を転がしている内に、ほんの少し頭の中の風通しが良くなったような、そんな気がします。
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2016.01.31 Sun l エッセイ(日本) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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