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百万のマルコ、と書いて「ホラふきマルコ」とルビが打たれています。ジェノバの牢の中で、外に出られるあてもない囚人たちに、かのマルコ・ポーロが語って聞かせる遠い異国の信じがたい物語の数々と、提示される謎。

人間にとって、最も耐え難いものは退屈なのだと、囚人たちは語ります。そして人間は、多かれ少なかれ「物語」を必要とする生き物。
マルコの語る話は、どれも本当に体験談なのかどうか怪しい(なにせ、本人が「百万のマルコ」と名乗るくらいなのだから)けれど、実は真実か嘘かなど、大して大事ではない、のでしょう。重要なのは、その物語が人の心を捉えるか否か、という点のみ。真実であろうかなかろうと、なにがしか心動かす要素を持っていれば、人はそれを楽しんでしまえる。「物語」とは、不思議なものです。

……と、マルコの語るお話は全てがホラ話、という前提で読んでいると、最後の最後で思わぬどんでん返しを食らうことに。目の前に別の景色が手品のようにぱっと開かれるのを垣間見たような、高揚感が残ります。
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2016.01.21 Thu l ファンタジー(海外) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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