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宮沢賢治の作品を、じっくり読むのは十数年ぶりです。子どもの頃にもし出会っていなかったら、その後の自分の心の在り様というか、何かにつけての好みのようなものとか、「私」の中身を構成している要素とか、そういったものがずいぶん変わってしまっていただろうな……と思う本が何冊かあって、この「銀河鉄道の夜」は、間違いなくそのひとつだと思います。

驚いたのは、その硬質な澄み切った美しさはほとんど冷たさすら感じる、ということ。もうひとつの発見は、小さい頃には何となく怖かった(その理由は良く覚えていないのですが)「風の又三郎」が、子どもたちの生き生きした姿に溢れていて好もしく感じられた、ということでした。

大人になった目で読み返してみると、賢治の描く物語は、美しいけれども決して優しくはなく、どこかに底知れぬ哀しさのようなものが潜んでいるように思えます。そして、「命」を真摯に見つめる目は、同じくらい真っ直ぐに「死」をも凝視せずにはいられないのだ、とも。
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2013.10.02 Wed l ファンタジー(日本) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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