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くらくらと、めまいがしてきそうなほど幻想的な世界。活字の合間合間から、甘美な香りが立ち上ってくるような、そんな感覚に陥ります。あっという間に、物語世界のめくるめくような幻惑にとらわれたかと思うと、再びぱっとその幻が消え去り、いつもと同じ現実を目の前に、もう少しこの物語の先を知りたかったのに……と呆然となる。恐ろしく熟練した手品を見せられ続けているような感じでした。そしてそこには、一貫した揺るがぬ美意識が流れています。

著者の語る「美」は、正直なところ私には難解すぎるのだけれど、「美しいものははかないもの」「美しいものはこわれやすいもの」という感覚だけは、とても良く分かるように思われます。

そして、この方の書く文章の中では、タバコやチョコレートや映画、といった言葉たちが、この上なく美しく聞こえてきます。しかも、あまり温度を感じさせないような、冷徹で硝子質な美しさ、なのでした。
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2013.08.17 Sat l ファンタジー(日本) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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