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裏表紙の作品紹介にある「これまでの伊坂幸太郎作品とは違います」という一文が、読む前から気になっていました。
確かに、目の覚めるようなスリリングな展開があるわけでもなければ、張り巡らされた細かな伏線が最後に全て綺麗に回収される爽快感があるわけでもない(あくまでも他の作品に較べたら、ということですが)、のです。
でも、どこへ連れていかれるのかが見え辛い物語の全編を、「フェアかファウルか」という潔いようでどこか不吉なキーワードが通奏低音のように、あるいは背骨のように貫いて、どことなく現代の神話のような趣も感じられました。要所要所で突如現れる魔女たちも、姿の見えない語り手も、そんな印象を強めているよう。

結局のところ、王求は「主人公」というよりも、物語という一つの使命を全うするため世の中に送り込まれたひとつの器だったのかもしれないと、読み終えてふと思いました。
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2013.08.15 Thu l 日本小説(未分類) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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