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翻訳は中山知子さんで絵がジョン・テニエル、というフォア文庫版に馴染んで育ってきた目には、もちろんストーリーは全く変わらないというのに、全くもって目新しい「アリス」でした。

まず、「ですます調」でない、テンポ良く小気味よい石井睦美さんの訳が新鮮でした。アリスのビジュアルにしても、ふわりとしたワンピースにウェーブのかかった髪とくっきりした目鼻立ち(でちょっと不機嫌そう)、という長年刷り込まれてきたそれからはがらりと変わり、白シャツ・白スカート・茶色のベスト・赤いタイツを纏い、ストレートのロングヘアーで、理知的な面持ちの現代的な女の子に。
全体的に淡くもポップな色合いが美しく、図書館の絵本棚の方に表紙見せをして飾っておきたい一冊です。

改めて読み返してみると、アリスは気が強くて(おまけに負けん気も強くて)物怖じも遠慮もせず、好奇心も冒険心も人一倍持っていて頭の回転の速い、思っていた以上にちゃきちゃきしたお嬢さんだったんだなあと再認識しました。理屈の通らないなぞなぞをふっかけてくる不思議の国の住人たちに対しても一歩も退かずに渡り合う姿など、あれアリスってこんな勇ましかったっけ……と思うほど。

しかし、英語の洒落が効いた言葉遊びの多い「アリス」の日本語訳は、さぞかし大変でしょうね。実は『不思議の国……』よりも『鏡の国……』の方が好きな私としては、後者もぜひリスベート・ツヴェルガーの絵で出版してもらいたいなあ、と思ってしまうのですが……。
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2012.01.29 Sun l 児童文学・絵本 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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