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表題作は、ユーモラスなタイトルでありながらも、結末はずいぶんとシニカルでした。そうそう簡単に、純真な子どもの頃の「楽しいクリスマス」気分を取り戻すことなど、大人には難しいようで……。

「大人のための子どもの話」とサブタイトルが付いている通り、無垢な」おとぎ話のような顔をしながらも、苦味走った一筋縄ではいかないストーリーが多かったです。「ある人生」という掌編など、ちょっと言葉を失くしてしまうくらいに生々しく悲劇的でした。
可愛らしい本の装丁からは想像できなかったけれども、大人になった今だからこそ、苦笑混じりに楽しめる本だと思います。よくよく表紙を見直してみれば、赤と緑のクリスマス・カラーでいかにも祝祭的ではあるけれども、描かれたサンタクロースは葉巻をぷかぷか吸っているし……。

うきうきと華やかなクリスマス・シーズンの外見に浮かれがちな気分をクールダウンさせ、甘くはない現実にしゃっきりと覚めた目を向け直すためには、うってつけの一冊だと言えるのかもしれません。
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2010.12.30 Thu l ファンタジー(海外) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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