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「火曜クラブ」とは、職業も年齢も様々な人々が火曜日に集って、自分だけが真相を知っている謎を披露し合い推理を繰り広げる、という趣向の会のこと。場所こそセント・メアリ・ミードという田舎の小さな村ですが、そこに漂う洒落た社交サロンのように古き良き……という雰囲気には憧れを抱いてしまいます。

ミス・マープルの、事件を自分の日常や経験に引き寄せて、しなやかに読み替え鋭く読み解いてしまう観察眼は実に鮮やかで、もし実際に身近にいたならばより恐ろしいのは、灰色の脳細胞を持つポアロよりも、この老婦人なのではないか、と思えてきます。彼女の前では、どんな隠し事もどんな誤魔化しも、たちどころに見破られてしまいそうで。

各人が推測を並べ合う、というかたちではあるものの、結局最終的な解決をもたらすのは毎度毎度ミス・マープルであるわけなのですが、そもそも冒頭数ページ目で彼女が言う「たいていの人は悪人でも善人でもなくて、ただとてもおばかさんだってことですよ」という一言で、もう勝負(?)は付いていた、という気がします。

ところで、ミス・マープルの台詞ということならば、「ジョーンズさんの奥さんの買い物袋を切ったのは誰か」というがとても気になります。なんとも魅力的ではありませんか?
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2009.12.20 Sun l ミステリ(海外) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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