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あまりにも儚く、美し過ぎて、却って違和感を覚えるような。どこまでも穏やかに整っていて、何の不安も汚れもないようでいて、その完璧さが逆に脆さと不自然さを予感させるような。題名にも入っている“西瓜糖”の語感に引きずられたのか、読んでいる間中、壊れやすい砂糖菓子をそうっと手のひらに捧げ持っているような、そんなイメージにずっと囚われている感覚でした。

美しいけれど、どこか生気の希薄な世界に、突如流れた血と暴力には、一瞬はっとするほど生々しい生命力を感じました。けれど、それらもまた砂地に吸い込まれる水の一滴のごとく平穏な日々を揺るがしはせず、そしてそれは「死」であっても同じこと。

間違いなく心惹かれてやまない物語なのだけれども、一度読んだだけではまだ十分味わったとは言えないような気がするので、また少し時間を空けて読み返してみたいと思います。
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2010.08.31 Tue l 海外小説(未分類) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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