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切符が無いと、改札口からは出られない。東京駅では、そんな帰れなくなってしまった子どもたちが集められて、「駅の子(ステーション・キッズ)」として一緒に暮らしている、らしい。主人公のイタルも、切符を失くして彼らの仲間に入ることに……。

駅の子たちの毎日は、決められた仕事も、勉強の時間もあるけれども、駅の売店や食堂は自由に使えるし、改札から出なければ、そして特急電車に乗らなければ、電車に乗ってどこまででも行くことができるし、「風変わりだけれども愉快な夏休み」といった雰囲気です。
そんな楽しげな生活の中に、どこか影を落とすのが「ミンちゃん」という女の子の存在。彼女の抱えた事情と、ある「決意」に至るまでの過程が、物語の核になるのだけれど、このミンちゃんが心に秘めていた迷いと芯の強さが、健気で切ないです。

人が死ぬとはどういうことか、について、ミンちゃんのおばあさんが駅の子たちに説明する場面があるのだけれど、もしこれを彼らと同じくらいの年頃(死とは何かについて初めて考え初め、その結果、恐怖心を覚え始めた頃)に読んでいたならば、もっと素直に受け入れて安堵したかもしれない、とふと思いました。

余談ですが、中学時代の国語の教科書に、駅の子たちが登場する短い物語が載っていて、でも授業では扱わず非常に残念だった思い出があるのですが、何か関係はあるのでしょうか? 作者の名前ももう覚えていないし、同じ話である確信はないのだけれど、なんだか懐かしかったです。
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2011.07.19 Tue l ファンタジー(日本) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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