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詩にこれほど心動いたのは、初めての体験かもしれません。あまりにも有名すぎて、これまで敢えて手に取る機会がなかったのですが、いやはや半世紀以上にも渡って愛され続けてきたその理由を、身を持って知った思いでいます。

途中、何度も鳥肌が立ち、幾度も涙が出そうになって、我ながら驚きました。もしかすると、たまたま受け手である私の読書脳だとか琴線のようなものが渇望していた「なにか」とぴったりはまって、劇的な反応を引き起こしていたのかもしれませんが、喩えていうなれば荒れ果てた大地に冷たい水がぐんぐんと沁み渡っていくような(ありがちな比喩ではありますが)、そんな感覚でした。たぶん、もう一度読み返したとしても二度と戻らない、至福の一時でした。

谷川俊太郎さんはもちろん現在でも大詩人なのだけれど、若き日のこの詩集には、一瞬の煌めきのような、奇跡の結晶のような、眩しいくらいの瑞々しさが溢れています。月並みな表現しか浮かばないのが歯痒いのですが、どこまでも透き通っていて、繊細で、壊れやすそうでいて芯が強くて、きらきらと明るいようでしんと冷たくて、時折はっとするほど鋭い。

誰かの紡ぐ言葉に、私の心はまだこんなにも感動することができたのか、と新鮮なようなこそばゆいような心持です。なにか、細胞の一部が生まれ変わったような気さえするのだから、言葉の底力を私はまだまだ甘く見ていたようです。
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2011.08.22 Mon l 詩歌 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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