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時は2054年のオックスフォード大学、タイムトラベル技術が確立し、歴史研究のために過去へ直接研究者を派遣することが可能になった時代です。史学科の女子学生キヴリンは、まだ誰も試みたことのない14世紀へ送り込まれることになりますが、到着するや否や原因不明の病に倒れてしまいます。なんとか一命は取り留めたものの、彼女がやって来た時代はやがてとんでもない災禍に見舞われることになります。

実は昨年のクリスマス読書用に用意しておいた本だったのですが、上下巻合わせて約1600ページというボリュームに恐れをなしたのと、キヴリンが言葉の通じない時代でひとり病魔と闘う姿が痛ましすぎて読むのが辛くなってしまったのとで、途中で放り出していたのでした。しかし改めて再チャレンジしてみると、前年に挫折した「痛ましい」場面などまだ序の口、怒涛の悲劇は後半に待ち受けていたのだ、と思い知らされることに。

下巻中盤からの暗転ぶりといったら(これが「リアリティ」というものなのかもしれませんが)もう情け容赦なし。キヴリンの身を案じて指導教授ダンワージー先生が駆け回る21世紀パートもまた、当初こそドタバタコメディのような味わいもあったものの(いつまでも繋がらない電話だとか、いつまでも見つからない生徒だとか、いつもタイミング良く立ちはだかる手ごわいご婦人だとか)、終盤に向けて笑い事ではない状況に追い込まれていき、なんだかもう早くハッピーエンドにしてあげて……! と願いつつ、結局今年は一気に読んでしまったのでした。面白かった、けれどやっぱり痛くて辛かった……。

同じ作家の方の『犬は勘定に入れません』も、いずれ読んでみたいです。
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2010.12.29 Wed l SF(海外) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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