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サンドイッチと映画と少し風変わりな人々が織りなす温かで穏やかな日々、そして漂うスープの香り。スープという食べ物(飲み物?)には、お腹を満たすというだけではない特別な効能があるに違いありません。

初めて行ったはずなのに、一度来たことがあるような、もっと言えばずっと昔から私はここへ帰って来たかったのだ、という思いに駆られる場所があります。お店の並びだったり、街並みの色合いであったり、空気の匂いであったり、それらの全てが、ただの通りすがりである自分の肌にしっくりと馴染む、物語の舞台となる街にはそんな好もしい香りがします。

緑色の帽子だとか、「3」とだけプリントされたサンドイッチ屋さんの紙袋だとか、映画の一場面で流れる口笛だとか、小道具好きの心をくすぐる仕掛けは今回も満載でありました。この方の文章はとにもかくにも口当たりがとても良く、近頃はそこに些かの物足りなさを覚えないでもなかったのですが、そのような懸念など溶けて消えるくらいに美味しい一冊(スープが要になるだけに)です。
しかも、ストーリーの雰囲気にぴったりと寄り添うイラスト付き。その上に出版社が「暮らしの手帖社」と来れば(後者には多分に独断が含まれますが)、ちょっとずるいと思うくらいに佇まいが私好みなのでした。
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2009.02.27 Fri l 日本小説(未分類) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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