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不運続きの日々に終止符を打つべく、引っ越しを決意した「私」は、築二十五年の一階建てに「料理さえ担当してくれれば家賃はタダ」という好条件に惹かれ、変わり者のお嬢様・銀子さんとの共同生活を始めます。しかし新生活が開始した矢先から、幽霊は出るわゴミ捨てを巡るトラブルには巻き込まれるわ……となかなかに波乱万丈。そんなちょっと可笑しくて奇妙な、ご近所ミステリ短編集です。

日常における謎を扱うミステリの場合、私にとって面白く読めるか読めないかに大きく関わってくるのが、主人公の性格(人柄)や、取り巻く環境にどれだけ魅力を感じるか、共感できるか、親近感を覚えるか、というところなのだと思うのです。その点からいうと、この本は今一つ浸り切れなかった分、最後まで幾分醒めた目で読んでしまったのでした。

そもそも、最初の「事件」に対する主人公の感覚に納得がいかなかったのが、後々まで尾を引いてしまったような気がします。素っ頓狂なお嬢様である銀子さんのキャラクターにも、もうひとつ馴染み切れず。

でも、タンポポコーヒーと大人の恋にまつわる話の苦々しい後味や、飛行機の洗面所に置き忘れられた口紅を巡るエピソードの不意を衝かれる結末は、嫌いではありませんでした。
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2008.12.30 Tue l ミステリ(日本) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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