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たいしたものではないけれど、じっくり噛んでいるうちに味が出てくるのでは……という基本理念のもとに結成された「東京するめクラブ」の旅行記です。目的地は、熱海やサハリンや清里、等々。

紀行文を読むと、大抵は「その場所に行ってみたい」という旅情が沸き起こるものなのですが、この本に関する限りは、そのような「掻き立てられるもの」がほとんどない、ある意味では稀有な存在だと私には思えました。もちろん、名古屋グルメの美味には心惹かれるし、江の島の猫たちには会ってみたいと思うし、常夏の島ハワイの開放感を一度味わってみるのも悪くなかろうという思いが頭をかすめたりもする、のですが……。

けれども、全体に漂う真面目なゆるさ、あるいは真剣なけだるさ、のような相反する独特な雰囲気は、決して嫌いではありません。行ってみればどんな場所でも面白い、というスタンスにも共感しきりです。

探訪記そのものもさることながら、東京するめクラブの面々による座談会も面白いのでした。特に、かつての賑わいも今は昔……といった観光地を巡る喧々諤々の(厳しいけれども根底には愛がある、と思われる)議論は、大真面目だからこその可笑しさ(失礼な言い草ですが)が、たまりません。

余談ですが、ちょうど熱海編を読んでいたころ、テレビではかの地が2008年に再び注目を集めている旨のニュースが流れていて、他人事ながら嬉しいような、妙な感慨を覚えたのでした。

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2008.07.28 Mon l 紀行文・探検記 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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