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78と書いて「ナナハチ」と読みます。ひとつのストーリーが、場所や時代や主人公を変えて繰り返し現れ、例えるならば変奏曲のような短編からなる長編です。

『アナ・トレントの鞄』もそうでしたが、近頃のクラフト・エヴィング商會関連の本は、私がこの方たちの作品に出会った初期の頃の雰囲気を思い出させるようでありながらも、それでいて新しく、長年のファンとしては懐かしく、そしてとても嬉しいのです。思えばタイトルにもなっている78(78回転のレコード)もそうで、レコードというのも懐かしいキーワードでした。「懐かしくて新鮮」というのは、クラフト・エヴィング商會を語る上で共通して感じることです。
吉田篤弘さんの本の中では、『フィンガーボウルのつづきのはなし』に次いで好きな一冊になりました。
この方の手にかかると、あらゆるものが(例えば78回転のレコードだとか、オーダーメイドの靴だとか、ドーナッツだとか)俄然愛おしく思えてきます。

どんなガラクタにもきらびやかな来歴を与えてみせるアーサーの古道具店の話と、それぞれに「書く」ことに憑かれた七人姉妹の暮らす「夜の塔」の話が好きでした。
若者たちはいつだって恋をするし、音楽はいつだって人生の隣にある、のですね。
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2008.03.30 Sun l ファンタジー(日本) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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