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第二次大戦前、考古学者である夫のシリア発掘行に同行したクリスティーの旅行記です。

小説でないクリスティーの作品を読むのはこれが初めてです。冒頭に出てくる旅行準備のシーンで、持っていく服を探しに来たクリスティーは、自分の太り気味な体型と「特大サイズ」スーツについて、ユーモアたっぷりに嘆いてみせる姿など、まるで肉声が聞こえてくるような文章でとても新鮮でした。

シリアでの生活は、特に女性であるクリスティーにとって決して快適なばかりではなかったようです。しかし、どんなトラブルに起こっても、どんなアクシデントに見舞われても、決して衰えないバイタリティーと好奇心には感服です。

思うのは、旅行記の中であってもクリスティーの人物描写はとても豊かだ、ということ。様々な文化・考え方を持つ人々が登場するのですが、それぞれの人物像(長所も短所も含めて)を鮮やかに生き生きと捉えるエピソードが、巧みに選ばれているように思えたのでした。

人望厚く、また優秀な学者であるご主人は、とても素敵な方だったようです。ふたりの遣り取りからは幸福感がじわじわと伝わってくるようで、きっと素晴らしいご夫婦だったんだろうなあと想像します。
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2008.01.29 Tue l 紀行文・探検記 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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